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あなたのそばで笑っていたい

第12章 新生活のスタート

『えみぃ。お疲れさま。』


あやめが手を振って呼んでる。


『待っててくれたの?』


『だってあんまゆっくり話せなかったし。お茶してこっ。』


と、あやはニコッと笑った。


『えみと俺のバイトまでの間だけどなっ。』


けんとも待っててくれた。


(…バイト…?)


私は思い出し、3人に話した。


継母が、一人暮らしや進学の費用を稼げないように…
『辞めると連絡した』
と、言っていたことを。


『何だよソレ~。』


けんとは残念そうな声をあげた。


『東京からだと学校休みの日に通うのも大変だし、ちょうど良いんじゃない?』


あやとあやめは現実的なことを言って、あやめはけんとの背中をポンポンとたたいた。

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