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あなたのそばで笑っていたい

第12章 新生活のスタート

4人で、高校から少し歩いたところにあるコンビニのフードコーナーに来ていた。


ジュースを飲んで喋っていたけんとが時計を見て立ち上がる。


『じゃ、俺そろそろバイト行くわ。』


『けんと君ごちそうさま~。』


あやめはニッコリ手を振る。


『ごちっ。明日ねぇ~。』


と、手を振るあや。


『けんとジュースごちそうさま。


後でバイト先に顔出すね…。みんなに挨拶したいし。』


『おぅ。じゃ、後でな。』


私は手を振った。


(今までお世話になってたのに…
このままお別れなんて嫌だもんね。)


あやとあやめは女同士になったとたんに…
『ガールズトーク!!』
と、お兄ちゃんについての質問攻め。


答えられることはできるだけ答えた(笑)


『仕事なにしてる人?』


そう聞かれて黙った。


(そう言えば…何の仕事してるんだろ…?)


……。


1日会ってないだけなのに、それからたくさん話した。


もっと色々と話してたいけど…
私は立ち上がる。


『そろそろバイト先行くね。』


『うちらはもう少しいるわっ。
えみぃ。いつかお兄さんに会わせてねぇ~!』


手を振り別れた。


《ブーっ…ブーっ》


携帯が鳴ってる。


見てみるとメールだった。


『おさむ兄からだ。』


(ん…何かな?)


『6時に帰宅できるけど、家で夕飯一緒にどう?』


(わたしも早めに帰宅して夕食作っとこうと思ったんだ。)


『夕食一緒に食べた~い。
バイト先に挨拶しにいってから帰るのでまたメールします☆』

送信。


《ブーっブーっ》


『了解☆』


メールを終えた頃、
ホームに電車が来たのでそのままバイト先に向かった。

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