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寵愛姫

第3章 野菜


「あっあっあぁぁんっ」

ーパンパンパン

藤崎と女生徒の肌と肌がぶつかり合っている卑猥な音が、聞こえた。

その時、思わず見入ってしまっていた莉緒奈と、扉越しに藤崎の目が合ってしまった。

いきなりのことに、とっさに教室を離れ、近くの空き教室に逃げ込んだ。

今でも、どくどくと鳴っている心臓の音が、うるさくてしょうがなかった。

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