彼に溺れた美女
第3章 初授業
もう外は日が暮れていた
「お前もう帰れ、送ってやるから」
「あっ…うん」
なんか中途半端に優しくて
いい人なのかなって
思っちゃう
家に帰る途中特になにも
喋らなかった
「あれ?羅美?」
後ろから呼ばれ振り返ると
真優と真優の彼氏がいた
「真優…」
「えっ!?2人付き合ってんの?」
「違っ「そうだよ、俺ら今日からカレカノになったんだ」
ちょっとー
何勝手に答えてんの!?
「そっか、ついに羅美にも彼氏が♪お似合いだよ、お幸せに」
そう言って彼氏と手を繋ぎながら帰っていってしまった
「あんたなに勝手に…」
「付き合ってるって言ったほうが自然だろ?」
「そ…うだけど」
「じゃあいいじゃん」
そんな話をしているうちに
家に着いてしまった
「ここ家だよ」
「あー、でけーな」
「ちなみに私もわけあって独り暮らしだから」
そう…
親はどこかへいってしまった
最悪の母親と父親だ
「そっか、じゃあまた明日な」
チュッ
不意打ちでキスされてしまった
「ばいばい…」
こうして私たちの初授業は無事?に終わった