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先生に恋をした。

第3章 3

ふと見ると吉野の恰好が学校で見るスーツではなく、薄いピンク色のTシャツに短いスカートなことに気がついた。


・・・かわいいじゃん。


「・・・本当に好きだったのよ。
愛していた。でも、彼は会社の上司の娘と結婚するって・・・」


吉野はさっと顔を伏せた。


「ごめんなさい、こんなこと、西川くんに言ってもしょうがないわね。」


瞳から一滴。


こぼれた。





思わず、手を伸ばした。


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