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先生に恋をした。

第4章 4

「西川くん!?」

僕に気づき、顔が青ざめる吉野。


「なんだ、お前の教え子?」

男がこちらをさっと見る。


「そうよ・・・」


「すみません、復習のプリントを取りにきたんです。あなたは先生のお父さんですか?」


アドリブと嫌味を一発かましてみた。

どうみても吉野のお父さんの年齢には見えなかったが
なぜかとてもそいつにムカついていたから。


明らかにムっとする男。


「もう帰って。西川くんにプリントを渡さなきゃいけないの。」


「話はまだ終わってない」

男が吉野に詰め寄る。

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