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先生に恋をした。

第4章 4

「おい、しつこいぞ、帰れって言われてんだから帰れよ」

僕は男に近づいた。

「あ?なんだこのガキ。さくら、お前ちゃんと教育してんのか?」

「やめてよ」


「お前じゃ無理だよな。だったら俺がやってやるよ」


男が僕のシャツをぐいっと掴んだ。


「やってみてくださいよ。あなたが警察に教育される事になりますけど」


僕はケータイを取り出した。


「ふん・・・また来る」

男はぶつぶつ言いながらエレベーターホールに消えた。

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