無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

立蔵先輩は、ふぁーあ…とあくびをしてネックレスをいじり、倒れた男を端に寄せる。

どうやら立蔵先輩がナンパ男の背中を長い足で蹴って突き飛ばし、

気絶させたようだ…




「…つーか、これ彼氏？」


「あぁ、いや違いますよ。さっきナンパされただけなんで」


「そりゃナンパもされるわ。こんな足出して鎖骨出して、誘ってんもん」


「いやいやいや(笑)」



立蔵先輩は少し長い前髪を触ってくしゃっと笑う。



立蔵 愁(ﾀﾃｸﾗ ｼｭｳ)


あたしの中学の時の先輩で、よく可愛がってもらっていた。

昔は金髪で猫っ毛ヘアだったけど、
今会った先輩は、黒髪で少し盛ってる

切れ長の目にブラウンのカラコン、
鼻が高くて顎がシュッとしていて

笑ったら犬のダックスみたいで。


体がガッチリしてるから
どっちかというと大型犬？(笑)




男らしく、大人の色気を醸し出してる先輩と会うのは2～3年ぶりだ。

先輩はもう高3かな？