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欲求不満は妄想で☆

第5章 薄桜鬼

『すまないな…
気が進まないのなら断ればよいものを…


君がそこまで新撰組の隊士を思わんでも…』


『近藤さん…ありがとうございます。


でも、これは私自信が決めたことです。…私ができることなら何でもしたいんです。


私は戦には出られませんから…。』


近藤さんは、すまぬ…と小さく呟き部屋を後にした。


(私がみんなに出来ることと言ったら…、身の回りのお世話くらいのものだもの…。)



近藤さんが出ていった襖を見つめる…。


灯りがユラユラと揺れていたので、私の影かと思ったが…それは襖の外の人影だった。


『オレ、平助だけど…開けるよ?』


『うん。』


私の返事を待ってから、平助くんは襖を開けた。


『平助くん。


こっちへどうぞ…。』


『あ…あぁ。』


返事をして、平助くんが布団に入ったのを確認してから灯りを消した。


布団は一式。


『お邪魔します…。』


平助くんは改まっていて、私も緊張する。


『う、うん…。』


当然、今夜は一緒に寝る。


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