テキストサイズ

欲求不満は妄想で☆

第6章 散歩

「ワン♪」


(あんなにしっぽ振って、ポッキーちゃん可愛いな。)


『チェリー、あの子がポッキーくんだよ。』


わたしは、少し小走りになった。


チェリーもポッキーのことが気になるようで、引っ張られたから。


『あの…ごめんなさい。
待たせちゃいました?』


『いや、さっき来たとこ。』


彼はスポーティーな服装から…
黒系をベースにした私服に着替えていた。


そして、帽子を深く被りサングラスをつけている。


『ポッキーはチェリーに一目惚れかよっ~。


くっついてて離れそうにないわ。


ほら、行くぞ。


っじゃ、ダブルデートにいきますか(笑)』


彼の目は、サングラスで見えないけれど…
はにかんだ口元がカッコイイ。


『はい(笑)』


わたしも、いつもの散歩が特別な用に感じて嬉しかった。


(そうだ、名前…)


『あっ。


お名前聞いても良いですか?


何て呼んだら良いかなっ…て、思って。』


『あ~、ごめんごめん。


ポッキーとチェリーのこと紹介しあっただけだったね…。


ひろみつ。
北山宏光。』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ