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欲求不満は妄想で☆

第6章 散歩

『宏光くん。どうぞ。』


わたしたちは歩きながら色々な話をして、盛り上がった。


たくさん笑った。


初めて会った感じがしないほど。


ポッキーとチェリーはというと…
お互い舐めたり、
体を擦りあわせたりと本当に仲が良い。


なので、散歩が終わってから…
わたしの部屋に来てもらうことになった。


『お邪魔します。』


手を洗ってから、リビングに案内し、先に座ってもらう。


わたしは、キッチンへ行きポッキーとチェリーのおやつとみんなの飲み物を用意した。


宏光くんのところへ戻ると、
帽子とサングラスが外されていた。


『飲み物ありがとう。』


サングラスが外れ、
宏光くんの整った顔が見える。


きりっとした眉や目…
ふっくらとした唇。


わたしに、笑顔を向けてくれる宏光くん。


何か変、ドキドキしちゃう。

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