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蜜壺

第2章 枯れる女

美樹さん!美樹さぁ~ん!!…

あ~…また呼んでいる。
もういい加減に覚えて!!!

とにかく和真は事務仕事に弱い!デスクワークに向かないのだ。

人には向き、不向きがある。
もうこの仕事は切り上げて現場部署にしたら?と思う片方で
自分の教え方もイマイチなのがわかるから強く言えない。


おかげで自分の仕事も溜まってしまう…
それもあと1日…
今日は残業して自分の仕事をしよう。



時計の針が9時を回っている。
もう誰もいない…がやっと目途がついてほっとしているとドアをノックする音…

こんな時間に誰だろう?

ひょい…っと顔を覗かせたのは和真だった。

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