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蜜壺

第2章 枯れる女

"やっぱり美樹さんかぁ…遅くまで仕事するんだね。
明かりがついていたから誰かいるのかな~…って思ったんだ。

…ひょっとして…俺の所為?”


カンのいいオトコだ。
でも仕事の区切りがついた私は機嫌がよかった。


"ううん…ちょっと気になるところがあっただけ。もう帰るわ。”



そう言って…若いコたちがきゃぁきゃぁ言う対象にちょっと興味がひかれた。




"ねぇ、今から用事がある?暇なら食事ついでに一緒に飲みに行かない?
いろいろ頑張ったからおねぇさんのご褒美よぉ♡”

って言ってしまった。

和真はちょっとびっくりした顔をして…
"え、いいんですか?じゃ、遠慮なくごちになります!”



そう言ってオフィスの明かりを消した。

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