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たくさん並んだ料理の中で、美味しそうなから揚げを見つけた


うん
朝からヘビー



でも、カリカリとした皮と光沢を見せるその姿につられて

あたしはから揚げを取ろうとした





「お先に～」



けれど、テーブルの反対側にいた俊司に先を越された





『あ…』




「え、何その顔、そんなにから揚げ欲しいなら入れてやるよ」



とか勝手に話を展開させ


俊司はあたしの皿に次々とから揚げを乗せていった




『ちょっ…ちょおお!!』




「何だよ、いらないの？」




いるけど、さすがに１０個も食えませんよ!?




あたしが困った顔を見せると、俊司はニコッと笑って


「俺が食ってやるから、持ってっとけ」

とか言いながら、他のところへ行ってしまった





『…』






から揚げばっか皿に乗せてる乙女ってどーよ!!?