愛のかけら
第4章 遥ルート・学園祭
音楽ホールの扉に手を置き押してみても鍵が掛かっているため開かない
一つため息を吐く
15メートル先にあるもうひとつの扉へ目線を流しまた一つため息を吐く
「いや・・でも・・まさか・・あっちは開いてるかも・・だし・・」
独り言をつぶやき、小走りでもう一つの扉までたどり着く
・・が、残念ながら鍵はかかっている
トボトボと、もときた道へ戻る
反対のフリースペースでも同様・・
「一体なんなの!?」
寒さと焦りで余裕なんてない優愛は、イライラしだす
そこでようやくお尻のポケットに押し込んだ携帯の存在を思い出す
すぐさま遥へ電話を掛ける・・・が出ない
終話ボタンを押してから数秒でメールが入った
送り主は今し方電話に出なかった張本人
イライラしながら本文を表示する
これ以上のヒントはあげなぁい
完全におちょくられている状況にいつものあのいたずらっ子で意地悪笑顔の遥を思い出し、怒りがみるみる萎んでしまった
また遊ばれてる!
いちいち真に受けてイライラしていると疲れてしまうと学習した優愛
長いため息を吐き出し、脱力する
目の前には白い壁
真後ろには階段
両横はただの通路
・・部屋なんてこの二つ
優愛はじーっと壁を見つめて考える
携帯と一緒に押し込んだ遥からの手紙をまた開く
もし・・この2つの部屋を指しているのだとしたら、この☆が描かれた場所は壁にあたる・・?
一つため息を吐く
15メートル先にあるもうひとつの扉へ目線を流しまた一つため息を吐く
「いや・・でも・・まさか・・あっちは開いてるかも・・だし・・」
独り言をつぶやき、小走りでもう一つの扉までたどり着く
・・が、残念ながら鍵はかかっている
トボトボと、もときた道へ戻る
反対のフリースペースでも同様・・
「一体なんなの!?」
寒さと焦りで余裕なんてない優愛は、イライラしだす
そこでようやくお尻のポケットに押し込んだ携帯の存在を思い出す
すぐさま遥へ電話を掛ける・・・が出ない
終話ボタンを押してから数秒でメールが入った
送り主は今し方電話に出なかった張本人
イライラしながら本文を表示する
これ以上のヒントはあげなぁい
完全におちょくられている状況にいつものあのいたずらっ子で意地悪笑顔の遥を思い出し、怒りがみるみる萎んでしまった
また遊ばれてる!
いちいち真に受けてイライラしていると疲れてしまうと学習した優愛
長いため息を吐き出し、脱力する
目の前には白い壁
真後ろには階段
両横はただの通路
・・部屋なんてこの二つ
優愛はじーっと壁を見つめて考える
携帯と一緒に押し込んだ遥からの手紙をまた開く
もし・・この2つの部屋を指しているのだとしたら、この☆が描かれた場所は壁にあたる・・?