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S男とM女

第1章 夏と有賀

「…どこまで行くんでしょうか?」

「ぅーん…じゃあここで良いや」

「え!?何ですかそれ!!」

「えっとね、夏。お前俺の彼女になれ」

「は…」

「はい確定お前今日から俺の彼女な、ついてこい」

なんかすごいスピードで事が進んでるんですけど…

「や、先輩!!やだ…」

「何が嫌だって?」

「あ、あの…」

「言わないんなら来いよ。」
グイッ
「あ…」

とても強引、怖い、逆らえない。
これが彼…有賀先輩。
私は地味でいつどこにいても目立たなくて…
それがわたし、夏。
有賀先輩はモテるんだ。たまに学校で見かけても常に女の子と一緒にいる。

「先輩…?どこに…」
「図書室」
なんだ、結局行くんじゃん

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