ずっと好きって
第5章 告白
まゆはどっかに走り去った。
「…えーーーー。」
ボーゼン。
とりあえず、あみと私で下駄箱に行く事に。
「えーっと…」
「あった!…やっぱりまゆ、帰ってる…」
あみと一緒にまゆの下駄箱を見つけ、靴と上履きが入れ替わっているのを確認した。
っふと裕太の下駄箱に目をやる。
「あ……」
「え?」
これって…
「あ!…まゆったら、こんなところに手紙を…」
あみが私の横から裕太の下駄箱を見つめて、笑顔を見せた。
「恥ずかったんだねぇ」
裕太の靴の中に、まゆが書いたであろう小さな手紙が、ポツリと入っていた。
私たちは顔を見合わせて、自分の靴を履いて外に出た。