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掌の浜辺

第2章 秋 - heart warming -

7.楽園

眠ってたのも本当につかの間の出来事だった
ケンに起こされて座席でうちは目を覚ました
飛行機着くのすごく早く感じたのは当たり前だね


 空港ロビ-に出てきたうちら。ここからバスに乗って、いざ、リゾ-トスポットへ♪ まずは海から行くことにする。お目当てのパレ-ドまでは時間あるから島の方はあとで。うふふ(←ここに来るとやっぱりにやけちゃう)。
 「楽しそうだな」
 「うふっ」
 「俺も気分いいし」
 「うん♪」
 ちょうどハロウィンイベント期間中で、仮装してる人たちがいたり、おかしをもらえたり。あと、カ-ニバルがこのあと1時間くらいしたらあるみたいだから見に行こ。そのまえに…
 「こっち」
 「ん」
 ケンの手を引っぱっていった先、もちろん仮装グッズ売り場(*^^*) サングラスを派手にしたような感じの眼鏡とか、クラウンのところが縦長になっていて星柄とカボチャ柄が散りばめられたハットとか。他にも、全身コ-デができたりもするみたいで。テンションあがる↑ それでうちはハットを買った。ケンも同じのでおそろ。これでカ-ニバル見る☆ やっぱりここは居心地最高!

 愉快で陽気な空間、海のハロウィンカ-ニバルが始まった。いっぱい仮装してる人たちの行進、音楽にあわせて踊っているキャラクタ-たち、うちら観客の人たちも盛りあがってる。カメラ片手にパシャリ、キャストの人たちと一緒になって歌ったり踊ったり、やばいめっちゃ楽しい!
 「あ!あれうしろに、うち撮って」
 「あい」
 有名なあの2人が立って、こっちに手を振っている。くるま? 馬車っぽいのりもの? 馬、いないけど(笑) 背景にデジカメで写真撮ってもらうことにした。
 「はい、チ-ズ」
 「ピ~ス☆」
 パシャリ
 「どう?…わ~、ベストショットじゃん!」
 「ま-な」
 「自慢すんな」
 「すまん」
 「冗談!あはは」
 「ははは」
 すごくきれいに撮れた。思い出のいちまい♪

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