時間割りを配布します。
第3章 一時間目:数学・後
「それを気付かせてくれたのは、あなたです」
私が服装を整えていると、ぽつりと洩らす言葉。
……なんもしてないと思いますが?
「ふ、やっぱり無自覚ですか。
相変わらず、馬鹿なようで」
「誉めてるんですか」
「誉めてますよ? ただ、それで敵を増やすのだけはやめてほしいですけど」
あ、れ?
先生の目に何か、熱がこもってません?
私はよくいる『逆ハー主』のような、オメデタイ思考の持ち主ではない。
もしかして、を常に持ち合わせている。
(いや、でも、……ねえな。
鬼畜メガネロリコン先生様に限って)
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