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時間割りを配布します。

第4章 二時間目:家庭科・前



「美鈴っ」

「ゆうちゃん、あたし心配したんだよ!?
あたしはいつも遅刻してくるから、保健室に行ってたなんて知らないし!」


美鈴が涙目で訴えてくるのを見て、不謹慎にも笑ってしまった。
すっごい癒されたから、かな。

美鈴は目を見開いた。


「ごめんね、美鈴。……ありがとう?」

「……っ、また無差別にっ!!
もういいよ、家庭科室いこう!」

「あ、もうあと2分!?
エプロンとはし持ってかなきゃ!」


―――とまぁ、バタバタと準備をして、2分後。

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