
可愛いメイドの愛し方
第1章 メイドのしつけ
「ケイさーん!」
どたばたと廊下を歩き、ケイを探す。
すると、
「どうした?」
すぐにケイさんが現れた。
「あの、俺着物着れないんですけど…」
「そうか。じゃあ俺が着付けを教えてやる。お前の部屋を使おう」
「え?」
着付ける、ということは、やっぱろ着物で過ごすっていうこと?
「で、でも迷惑なんじゃ?」
どうにか着なくていいように言い訳を考えていたら、ケイ遮られる。
「いや、覚えてもらわないと困る。あの家に主人は、着物姿のメイドが好きだからな」
何それーっ!
着物姿のメイド!?
それも女じゃなくて男の!?
