
可愛いメイドの愛し方
第1章 メイドのしつけ
「どうだろうなあ。
もうちょっときつい方が好みかな。これだけ入りやすかったら、あんまり楽しめないだろうし」
「あ…の…?」
水菜は後ろを振り返った。
ケイがにっこりと笑いながら、水菜を見下ろす。
また、新しい表情。
「なんだい?」
声までおかしくなっている。
…何かがおかしい……
「何を…してるんですか?」
「だから実験。
せっかく着付けしてもらっても、役に立たなければどうしようもないからな。
最初から教えるのはめんどうだし。俺は二度同じことを繰り返すのが嫌いなんでね」
ああ、やっぱり、と思う。
