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ガーディスト~続編~

第6章 ハロウィンの夜に(後編)

「さてと…」



護は、静まり返った家の中を警戒しながら歩いた。



(なんとかジャンと接触できればいいんだけどな)



怪奇現象の原因は、恐らくジャンの仕業だろう。
だけどジャンは、10月末にしか現れない…



(なんで10月末限定なんだ?)



護は居間に戻り、ソファーに腰を下ろした。
何気にテレビの電源を入れる。



『見てください!こんなにたくさんのハロウィングッズがありますよ~!』



テレビ画面に、陽気な声で話す女性のレポーターが、ハロウィングッズの紹介をしていた。そして数人の子供たちが魔女や吸血鬼の仮装をして、レポーターに群がっている。



『トリック オア トリート!!』



子供たちは一斉に叫んだ。
レポーターは群がる子供たちに、袋に入ったお菓子を配り始める。



それを見て護はハッとした。
壁にかけてあるカレンダーに視線を向ける。



明日は31日…ハロウィンだ。



「ハロウィンと…ジャンか…」



繋がるようで、繋がらない。
まだ他にも何か理由があるはずだ。




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