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ガーディスト~続編~

第6章 ハロウィンの夜に(後編)

「………………だめだ、わっかんね~」



護は頭の後ろで手を組んだまま、ソファーにもたれかかった。



(祐司や圭吾ならすぐにピンとくるんだろうけど、俺は頭よえ~からな)



はぁ~っとため息をついた。
全身の力を抜くと、何気に睡魔が襲ってくる。



久しぶりに温かい湯船に浸かったせいだろうか…
護は重くなった瞼を必死に持ち上げようとした。



『寝ちゃだめだよ』



突然、耳元で子供の声がした。
護はハッと目を開き、辺りを見回す。



『ここだよ、護お兄ちゃん』



グンッと左側から袖を引っ張られた。
ゆっくりと顔を左側に向けると、そこには栗色の髪に、青い目をした少年がにこやかに座っていた。



「ジャン…」



『まだ寝ちゃだめだよ、僕と遊んでくれるよね?』



無邪気に笑うジャンを、護は真っ直ぐに見つめた。



「ああ、いいぜ」



護の口角が上がった。



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