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ガーディスト~続編~

第6章 ハロウィンの夜に(後編)

ガッ


木の先が、何か硬いものに当たった。



「…ん?」



護は素手で土を掻き出した。



「あ…」



何かチェーンのようなものが見える。
護はそれを掴んで引き抜いた。



「これは…」



『ビンゴ!!』



それは、筒状の形をしたペンダントだった。



「これがお前の宝物?」



『うん、この中にはね、ママの骨が入ってるんだ』



「…遺骨ペンダントか」



よく見ると表面には、“Lily”と名前が刻印されていた。



『ありがとう、護兄ちゃん。これでやっとママのもとに行ける』



ジャンは優しい笑みを浮かべた。



「お前の墓に持っていってやるよ、場所どこだ」



護がそう言うと、ジャンはある人物の名前を口にした。
それを聞いて護は目を見開く。



『よろしくね』



「…ああ」



ジャンの体が青白く光った。



『ありがとう…』



その言葉を残し、ジャンの魂はスウッと天へと昇っていった。









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