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ガーディスト~続編~

第7章 視えない男(前編)

隣の席には、若い男が座っていた。
ジーンズにパーカーといったカジュアルな格好で、髪は茶髪、少しつり上がった目が印象的だった。



「…何か?」



男と目が合ったので、話しかけてみた。



「あのさ…」



男は口を開いたかと思うと、視線を浅井の方に向ける。



「あんたの連れ、マイナスの気で霊を呼び寄せてるから」



「…!」



「…気をつけな」



そう言うと男は二ヤッと微笑んだ。



「…それはどういう…」



「ゆーじぃ、買ってきたよ~!!」



その時、前方からつばきがビニール袋を下げながら戻ってきた。



「あれ?知り合い?」



つばきは、祐司の隣にいる男に目を向ける。



「どうも」



男はニコッと笑うと、その場を立ち去った。




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