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ガーディスト~続編~

第9章 視えない男(後編)






「いいか、悪霊に取り憑かれてるとはいえ、相手は生身の人間だ。傷つけるようなことはするなよ」



そう言った後、男は祐司に振り返る。



「くれぐれも炎は出すな」



そう念を押され、祐司は無言で頷いた。




玄関の扉越しでは、複数の唸る声がする。

明はゴクリと生唾を飲み込んだ。




「オレがやつらを引きつける、行くぞ」




全員に緊張が走った。







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