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ガーディスト~続編~

第2章 死んでもストーカーする男(後編)


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「あーあ、今頃はお楽しみ中かよ…」




外に追い出された祐司と護は、玄関のそばの壁にもたれていた。




「あいつ…彼女がストーカーに合っていると聞いても平然な顔してたな。ヤるだけしか頭にないのかね~」




「護先輩、口を慎んでください」




祐司が真面目にそう言うと、護は「わかったよ」と口を尖らせた。




その時、懐に入れていた携帯が震えた。
祐司は携帯を取り出し、ディスプレイに目を通す。

『新着メールあり』

確認すると、絵文字がたくさん入った文章が綴られていた。
祐司はクスッと笑うと、携帯を閉じ懐にしまった。




「返信してやんねぇのか?」



「仕事中ですから」



「つばきちゃん、かわいそ~。たまには返信してやれよ」



「つばきもわかってますよ」




護は祐司を横目で見た。




「つばきちゃん、けっこう我慢してると思うぜ?」



「……」



「もう少しかまってやらねぇと、他の男に持ってかれちまうかも?」



「……」




祐司は無言のまま、前を見据える。




「なぁ…ゆう…」



「俺は」




護の言葉を遮って、祐司は静かに口を開いた。




「つばきのこと、信じてるから」




そう言って、真剣な瞳で護を見た。




(まったく…お前は…)




不器用なやつだな…





護は苦笑した。






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