ガーディスト~続編~
第2章 死んでもストーカーする男(後編)
「ところでさ、そのストーカー男が死んだ場所ってラブホテルか?」
護は急に話を変えて質問した。
「…ホテルとしか言ってませんでしたが」
「もし…相手がいたとしたら?」
「自殺じゃなくて、殺されたってことですか?」
祐司の問いに護は頷いた。
「別に逮捕されたわけじゃねぇんだぜ?二度としませんって誓約書書かされて釈放されてすぐ、だろ?なんか府に落ちねぇんだよなぁ」
「……」
(確かに…。ストーカー男と青木綾の意見が食い違っていたのも引っかかる…)
面識がないのに、青木綾の名前が記されたハンカチを持っていたのはなぜだ?
良くないことが、起こらなければいいが…
その時…
「キャアアァァァ!!!!」
突然、綾の悲鳴が響く。
「!!」
祐司と護はドアを勢いよく開け、部屋に飛び込んだ。
「青木さん!!」
中に入ると裸にタオル一枚だけ巻いた綾が廊下に座り込み、怯えた顔で何かを見上げていた。
ただならぬ空気を感じ、祐司や護も綾の視線の先を追う。
そこには、
今朝死んだばかりのストーカー男が立っていた。
護は急に話を変えて質問した。
「…ホテルとしか言ってませんでしたが」
「もし…相手がいたとしたら?」
「自殺じゃなくて、殺されたってことですか?」
祐司の問いに護は頷いた。
「別に逮捕されたわけじゃねぇんだぜ?二度としませんって誓約書書かされて釈放されてすぐ、だろ?なんか府に落ちねぇんだよなぁ」
「……」
(確かに…。ストーカー男と青木綾の意見が食い違っていたのも引っかかる…)
面識がないのに、青木綾の名前が記されたハンカチを持っていたのはなぜだ?
良くないことが、起こらなければいいが…
その時…
「キャアアァァァ!!!!」
突然、綾の悲鳴が響く。
「!!」
祐司と護はドアを勢いよく開け、部屋に飛び込んだ。
「青木さん!!」
中に入ると裸にタオル一枚だけ巻いた綾が廊下に座り込み、怯えた顔で何かを見上げていた。
ただならぬ空気を感じ、祐司や護も綾の視線の先を追う。
そこには、
今朝死んだばかりのストーカー男が立っていた。