
精霊と共に 歩睦の物語
第4章 橘様の浴衣の夜会
「では、今年の浴衣の夜会を始めます。参加者は集まってください」
司会進行の人が呼ぶ。
歩睦たちは神殿の前に集まっていく。
神殿の中では、冠は垂纓遠文、白絹の裏なしの袍、白絹の差袴の姿の宮司が祝詞(のりと)をあげはじめる。
(たかあまはらにかみづまります)
高天原に神留座す
(すめむつ かみろぎかみろみの みこともちて)
皇親神漏岐神呂美の命以て
(かみあかりに いついろのみてくらを たてまつり)
神明に五色の幣帛を奉倶り
(いおさのかみ いくものかみ いつらのかみ をおきまつりて)
五臓の神五方の神五行の神を奉請て
(かみはらいに はらいたまえば)
神祓いに祓い給ば
(あまつかみ くにつかみ やそよろずかみたち)
天神地祇神八十百神等
(しもみちいおおすかみ しずめまもるうじがみ すみやかにきこしめして)
下三千一百餘神鎮守氏神速に納受て
(たいらげく やすらげく すめかみ あまくだりまつる)
平げく安げく皇神降臨奉る
(かくあまくだりたまいて つみ とが たたり わぢわいけがれは)
如此平産給て罪咎祟禍穢は
(あらじものをと ははと こと ながことぶきにまもりたまうことのよしを)
不在物をと母與子長壽に守給事の由を
(やおよろずのかみたちもろともに きこしめせともおす)
八百萬神等諸共に聞食と申す
祝詞を少し頭を下げて聞いている中学二年生たち。
宮司が出てきて、金銀や五色の紙を幣串(ぬさぐし)ふり、お祓いをする。
巫女の姿の人が綺麗なストラップを配り出す。
橘の花がモチーフのとっても綺麗なストラップ。
このストラップは色々意味がある。
・見える所につけると恋人募集中。
・見えない所につける(カバンの中)は片想い中。
貰った人から、かがり火の周りに集まる。
浴衣の男女は、男性が内側、女性が外側で向き合うように輪になるように並ぶ。
司会進行の人が呼ぶ。
歩睦たちは神殿の前に集まっていく。
神殿の中では、冠は垂纓遠文、白絹の裏なしの袍、白絹の差袴の姿の宮司が祝詞(のりと)をあげはじめる。
(たかあまはらにかみづまります)
高天原に神留座す
(すめむつ かみろぎかみろみの みこともちて)
皇親神漏岐神呂美の命以て
(かみあかりに いついろのみてくらを たてまつり)
神明に五色の幣帛を奉倶り
(いおさのかみ いくものかみ いつらのかみ をおきまつりて)
五臓の神五方の神五行の神を奉請て
(かみはらいに はらいたまえば)
神祓いに祓い給ば
(あまつかみ くにつかみ やそよろずかみたち)
天神地祇神八十百神等
(しもみちいおおすかみ しずめまもるうじがみ すみやかにきこしめして)
下三千一百餘神鎮守氏神速に納受て
(たいらげく やすらげく すめかみ あまくだりまつる)
平げく安げく皇神降臨奉る
(かくあまくだりたまいて つみ とが たたり わぢわいけがれは)
如此平産給て罪咎祟禍穢は
(あらじものをと ははと こと ながことぶきにまもりたまうことのよしを)
不在物をと母與子長壽に守給事の由を
(やおよろずのかみたちもろともに きこしめせともおす)
八百萬神等諸共に聞食と申す
祝詞を少し頭を下げて聞いている中学二年生たち。
宮司が出てきて、金銀や五色の紙を幣串(ぬさぐし)ふり、お祓いをする。
巫女の姿の人が綺麗なストラップを配り出す。
橘の花がモチーフのとっても綺麗なストラップ。
このストラップは色々意味がある。
・見える所につけると恋人募集中。
・見えない所につける(カバンの中)は片想い中。
貰った人から、かがり火の周りに集まる。
浴衣の男女は、男性が内側、女性が外側で向き合うように輪になるように並ぶ。
