マジックオブジェクト
第1章 『リモコン』
「…ちっ。」
舌打ちを一つしてから少年はおとなしくその場で立ち止まる。
「よし…それでいい。」
僅かではあるが落ち着きを取り戻した男。
「いいか?動けばこのマント女を殺す。だからおとなしくしてろ。」
「わーったよ。」
面倒くさそうに答える少年。
「さて…。」
男は魔奈に向けて1のボタンを押す。
すると魔奈の腕がゆっくりと動き服を脱ぎ始める。
「ちょっ…!!」
慌てて腕を止めようとするがどうにもならない。
その様子を少年はじっと見ていた。
「和魔!!見ないでよ!!」
「るっせーな…。今分析中だ。」
和魔と呼ばれた少年は頭の中で情報を整理する。
(…特性はおそらく『限定操作』。さっき何やらボタンを押したら魔奈の体が動いたからあれに命令系統が入力されてるみたいだな。ボタンの数は13。おそらくあの男は女に対して使用することを前提にしてるからあまり極端な命令系統は入ってないはず。弱点は…。)
ちらりと全裸の女に視線を向ける。
もう女の指は動いていない。
(やっぱりあの女は操作が解けてる…。操作は一人が限界ってことだな。後は…あれか。)
和魔の視線はリモコンに注がれる。
(よし…。)
作戦は決まった。
「あっ…やぁっ…。」
魔奈の声が変化したことに気づき魔奈に視線を向ける。
魔奈はマントの上から胸を揉んでいた。
「ったく…。」
若干顔を逸らしため息をつく。
(変な声出すなよ…。)
見ているこちらが恥ずかしくなってくる。
(さっさとすまそう…。)
和魔は男に声をかけた。
舌打ちを一つしてから少年はおとなしくその場で立ち止まる。
「よし…それでいい。」
僅かではあるが落ち着きを取り戻した男。
「いいか?動けばこのマント女を殺す。だからおとなしくしてろ。」
「わーったよ。」
面倒くさそうに答える少年。
「さて…。」
男は魔奈に向けて1のボタンを押す。
すると魔奈の腕がゆっくりと動き服を脱ぎ始める。
「ちょっ…!!」
慌てて腕を止めようとするがどうにもならない。
その様子を少年はじっと見ていた。
「和魔!!見ないでよ!!」
「るっせーな…。今分析中だ。」
和魔と呼ばれた少年は頭の中で情報を整理する。
(…特性はおそらく『限定操作』。さっき何やらボタンを押したら魔奈の体が動いたからあれに命令系統が入力されてるみたいだな。ボタンの数は13。おそらくあの男は女に対して使用することを前提にしてるからあまり極端な命令系統は入ってないはず。弱点は…。)
ちらりと全裸の女に視線を向ける。
もう女の指は動いていない。
(やっぱりあの女は操作が解けてる…。操作は一人が限界ってことだな。後は…あれか。)
和魔の視線はリモコンに注がれる。
(よし…。)
作戦は決まった。
「あっ…やぁっ…。」
魔奈の声が変化したことに気づき魔奈に視線を向ける。
魔奈はマントの上から胸を揉んでいた。
「ったく…。」
若干顔を逸らしため息をつく。
(変な声出すなよ…。)
見ているこちらが恥ずかしくなってくる。
(さっさとすまそう…。)
和魔は男に声をかけた。