恋論! *-平凡ちゃんと2人の王子くん-*
第3章 片想い?-*-*-陽side
なにしてたの? なんて聞かれても、
"佐野くんを見てた"なんて言えるわけない。
第一、私の憧れている人が佐野くんだなんてことは、私以外は知り得ないこと。
この二人にバレたら、きっとスッゴい勢いで応援される。
…それでいいんじゃないかって?
ううん、それはダメ。
私の"憧れ"だか"恋"だか曖昧なこの想いは届かない。
だって、佐野くんには――。
陽[違うよ!私、そこまでミーハーじゃないです~!
ただ、佐野くんの新しい彼女を見に来てみただけ!]
愛[ああ、萩谷さん?だっけ?
ほんと、彼女変わるの早いよねえ、モテる男って。]
洋[それにしても、いいよなぁ。
萩谷彩葉(ハギタニ イロハ)っつったら、めちゃくちゃかわいいじゃん?
元カノの梶真由子(カジ マユコ)もファンクラブあるくらいだし、
その前の彼女の三木しずく(ミツキ シズク)は雑誌の読者モデルだろ?
なんつーか、格が違ぇ。]
愛[そんな可愛いコちゃんを2ヶ月弱で振るなんて、ほんと、格が違うよねぇ。]
そう、佐野くんにはいつどんなときも彼女がいる。
とびっきり可愛いくて
ニコニコしてて静かで、
佐野くんの隣にぴったりはまるような彼女が。
だけど、佐野くんは、付き合って数ヶ月するとすぐ別れて、
また可愛い彼女をつくる。
私なんて顔は可愛くないし、
うざいほ明るくてうるさいし。
佐野くんの隣にいても"彼女"だなんて思われないだろうな。
"佐野くんの彼女"に値するだけのものがなにもない。
とにかく、あの2人は可愛い彼女までぶっ潰して応援してきそうだから、それはダメだしね。
つまり、
佐野くんは私にとって芸能人みたいな存在だ。
私は、佐野くんがハンドボールをしてるところに一目惚れしたからか、今、その姿をみているだけでよかったし、
それ以上は全くと言っていいほど、なにも求めていなかった。
――――これは"憧れ"?
それとも、"片思い"なのかな?――
"佐野くんを見てた"なんて言えるわけない。
第一、私の憧れている人が佐野くんだなんてことは、私以外は知り得ないこと。
この二人にバレたら、きっとスッゴい勢いで応援される。
…それでいいんじゃないかって?
ううん、それはダメ。
私の"憧れ"だか"恋"だか曖昧なこの想いは届かない。
だって、佐野くんには――。
陽[違うよ!私、そこまでミーハーじゃないです~!
ただ、佐野くんの新しい彼女を見に来てみただけ!]
愛[ああ、萩谷さん?だっけ?
ほんと、彼女変わるの早いよねえ、モテる男って。]
洋[それにしても、いいよなぁ。
萩谷彩葉(ハギタニ イロハ)っつったら、めちゃくちゃかわいいじゃん?
元カノの梶真由子(カジ マユコ)もファンクラブあるくらいだし、
その前の彼女の三木しずく(ミツキ シズク)は雑誌の読者モデルだろ?
なんつーか、格が違ぇ。]
愛[そんな可愛いコちゃんを2ヶ月弱で振るなんて、ほんと、格が違うよねぇ。]
そう、佐野くんにはいつどんなときも彼女がいる。
とびっきり可愛いくて
ニコニコしてて静かで、
佐野くんの隣にぴったりはまるような彼女が。
だけど、佐野くんは、付き合って数ヶ月するとすぐ別れて、
また可愛い彼女をつくる。
私なんて顔は可愛くないし、
うざいほ明るくてうるさいし。
佐野くんの隣にいても"彼女"だなんて思われないだろうな。
"佐野くんの彼女"に値するだけのものがなにもない。
とにかく、あの2人は可愛い彼女までぶっ潰して応援してきそうだから、それはダメだしね。
つまり、
佐野くんは私にとって芸能人みたいな存在だ。
私は、佐野くんがハンドボールをしてるところに一目惚れしたからか、今、その姿をみているだけでよかったし、
それ以上は全くと言っていいほど、なにも求めていなかった。
――――これは"憧れ"?
それとも、"片思い"なのかな?――