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ひと夏のアバンチュール

第5章 嵐の予感

エレベータに乗り込むと

前のめりに転けそうになった私を
抱きしめた



重なり合う


唇と唇

どちらともなく重ねた


アルコールも手伝って

身体が火照り出す



ライアンは角度をかえ
何度も何度も私を求めた




扉が開いた瞬間

突き飛ばされた

一瞬なにがおきたのかさえ
分からない




苦笑いするライアンが目に入る

「ソーリ グッナンイ」


エレベーターから下ろされ

また扉が閉じ

1人になった

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