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大渕芹奈

第2章 人生最悪の学年末


嫌な予感がした。

私は急いで理解室に向かって走った。2人に追いつくかもしれない。

【結菜、藍嘉!】

2人が私を振りかえる。

【置いて…か…ないで…よ…はぁ…はぁ】

ダッシュはやっぱりキツい。

『あぁ…』

〔……。〕

2人の顔を見た。私のことを見る目が、今までと違いすぎる。

2人は顔を見合わせて、スタスタとまた行ってしまった。


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