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自殺旅行

第3章 独房生活



二十四日目


「さて・・・・・・さすがにあなたをここに閉じ込めておくのは限界かと・・・・・・」

「は・・・・・・あ・・・・・・???」

なんだかお久し振りな感じのヒョロ助てんて~。笑みは変わらず穏やかだけど、なにか今までとは違うお話が・・・・・・なんだろにゃ~?

「さ、出ましょうか。行きましょう」

「へ?・・・・・・はあ・・・・・・」

促されるまま一緒にロビーへ。並んでロビーを見渡しながらヒョロ助が口を開いた。

「措置のままなので、完全とはいかないのですが・・・・・・あなたの隔離を半解除します。ここ、ロビーと言ってもそんなに広くはないのですが・・・・・・自由に出歩いて貰って構いません」

マジで?! ビックリです!!! サプライズです!!! 声も出ません!!!

ヒョロ助を見上げると相変わらずの笑顔。

くっ・・・・・・! 子リスちゃん・・・・・・可愛いじゃね~か♪

「え~~~・・・・・・内庭はまだダメです。外・・・・・・もまだダメですが・・・・・・」

内庭。ヒョロ助が指差した方を見た。

お風呂に大浴場に行くときと、ドライヤーをかけさせていただく時に見ていた内庭。

小さなグラウンド。

外。外。外。外。外。外。外。外。外。外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外外・・・・・・・・・・・・・・。

出たいな。うん・・・・・・出たい。出たい。出たい。出たい。出たい。出たい。出たい。出たい! 出たい! 出たい! 出たい! 出たい! 出たい! 出たい!出たい! 出たい! 出たい! 出たい! 出たい! 出たい! 出たい!!!

出たいよーーーーーーーーー!!!

出たーーーーーーーーーーーい!!!

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