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自殺旅行

第5章  四人部屋

どうやら第一病棟の私達が一番若いのが多くて動けるし、重度のキチガイも痴呆もいない・・・・・・悪知恵も働いちゃって『宝探し』・・・・・・圧勝です☆

次はその集めた紙を使って言葉を作りましょう★ って・・・・・・勿論集めた紙に書かれている字は多ければ多いほど有利で、こちらの『第一病棟』・・・・・・有り余ってま~~~す☆

第一病棟の看護師が「集めすぎです・・・・・・」って苦笑しながら胸ポケットにこっそりしまうほどです★

勿論、圧勝です♪♪♪♪♪

しかも『第二病棟』にいたっては、ただただうろうろするだけのキチガイもいますから~☆ 紙を拾う気全く無し!



「では、最後に軽く運動しましょ~~~~~う☆」

と『作業療法士』が言った。

私は、本当に軽くウォーミングアップして終わるものだと思った。が、違った!!!

聴いたこともない曲が流れ、みんな床に足を伸ばして座った。

「?????????????」

私の頭の中にはクエスチョンが元気一杯に飛び回る。

回りを見回す私を置いてきぼりに、みんな曲に合わせて、訳の分からない踊り? 体操? を始めた・・・・・・。

私はもう、何が始まったのやら・・・・・・しかもその曲が!!! 歌? 歌詞? が!!!!!!!!!!!!

腹いて~~~~~~~~!!!!!!

可笑しくて!!! 可笑しくて!!! 無理無理!!! 私にはこの体操は無理!!! 知らないもん! 余所者だし!

腹を抱えてプルプル震える私は、死にかけの虫みたいに見えただろう。

あ~~~~~、可笑しい!!!!!!

○○(地名)体操と言うらしい・・・・・・。あぁもう、この体操の曲、ちょっとダウンロードしたいわ~~~。


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