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自殺旅行

第5章  四人部屋

ヒョロ助にも看護師にも何度も言っているけど、私はここではやらない! この県からは生きて出てやる! この県と私は相性が悪すぎる! 寿命ばっかりがんがん伸ばしやがって!!!

ムカつく! ○○県ムカつく! ○○圈も生きて出てやるーーーーーー!!!




就寝後。

看護師二人が部屋に来てPSPのイヤホンを渡してくれと・・・・・・私はイヤホンは使っていない。『私物庫』にあると思いますよ? と言ったら出ていったが数分後また来て見付からないと。

一緒に私物庫に行き荷物の中からイヤホンを取りだし渡した。

ここ最近患者の『おイタ』が続いたからだろうが、見回りも厳しい。『おイタ』してぶち込まれた私の信用は元々ないからな~・・・・・・しかし、イヤホンって・・・・・・・いやまあ分かるよ? 万が一って事もあり得るからねえ~・・・・・・・でもさ~イヤホンって・・・・・・。

強度無さすぎな上に細すぎて、イヤホンじゃ首吊るどころか、首絞めもまともに出来ないんじゃないだろうか?










六十九日目

紐欲しい・・・・・・。昨日は失敗だった。改めて思い起こしてみると自分の浅はかさに腹が立つ!





朝食後。

部屋に戻ると女子供がキャッキャと・・・・・・うるさいにゃ~~~。個室じゃなくなって『SD』が無遠慮に来れなくなったのは嬉しいけど・・・・・・同室のメンバーによってはこうなるのか・・・・・・。

JKが・・・・・・よく喋る・・・・・・。声がでけーんだよ・・・・・・。



天気微妙だな~でも洗濯する。しないと服がない・・・・・・そして看護師に聞かれる。

「なんでそんなに服とかないんですか?」

「私ただの旅行者なんで~・・・・・・」

「あぁ、じゃあなんでここにいるんですか?」

「・・・・・・~~~~~それは私が聞きたいです!」

「あははははは!」

こんな感じで馴染んでますよ~。順応性とか社交性はありますから☆ 普通に社会にも出て働けますよ~。

ただちょ~~~~~っと死にたいだけですから☆ ちょ~~~~~~っと死んでみたいんだよね~~~♪

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