自殺旅行
第6章 大部屋
シャンプーが切れそうです。『シャワラン』・・・・・・『シャワラン』って何よーーーーー?????
ここにぶち込まれて私に買い与えられたシャンプー&リンス名が『シャワラン』なのですが、私このシャンプー&リンス初めて見たわ~。病院の売店限定品なのかしら?
いい匂いなのですが・・・・・・そろそろ『シャワラン』とはお別れです。
明日晴れそう。洗濯は明日しよう。
『チェリーちゃん』正月の帰省から戻って来ました。可愛い人です♪
なぜかタロットカードを持ってきて私に渡して・・・・・。
「仮名ちゃん占って~?」
と・・・・・・。『チェリーちゃん』のタロットですよ? 少しくらいは出来ますけど・・・・・・。『チェリーちゃん』は不思議ちゃんです☆ 急性混乱症? で、おもしろ可愛い人です♪
「あたし仮名ちゃんになら殺されてもいい!!!」
『チェリーちゃん』たまにこれを言います。なので私も言い返してみます。
「えぇ~・・・・・・だったら逆でお願いしますよ~『チェリーちゃん』が私を殺して下さいよ~~~」
「えっ?! イヤだ~~~そんなの無理~~~! 仮名ちゃんが死ぬのあたしイヤ~~~~~!」
「私も『チェリーちゃん』が死ぬのはイヤですよ? 殺すのもイヤですよ~」
「・・・・・・ねぇ。なんで仮名ちゃんってそんなに優しいの?」
「は? う~~~ん・・・・・・優しいですかね~・・・・・・別に『チェリーちゃん』私を怒らせる様なことしてないですし、言わないですし・・・・・・」
「優しいよ~~~・・・・・・。あたし! 仮名ちゃんになら殺されてもいい!!! 仮名ちゃんみたいな綺麗な人になら! 殺されてもいい!!!!!!」
「いやいやだからですね・・・・・・逆で・・・・・」
ってな具合に『チェリーちゃん』は急性? 慢性? 混乱中です!
因みにわたくし全然! 全く! 美人さんではありませんから!
『チェリーちゃん』混乱中で~す★