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自殺旅行

第6章  大部屋



八十一日目

朝早くに目が覚めた。悪夢のせいだろう。





『メリット』と話していると看護師『トールさん(♂)』出勤。彼は背がとても高い。いつもニコニコして、とても優しい。

私が、

「『トールさん』好き~」

と言うと『メリット』も、

「私も~~~」

と・・・・・・ライバル宣言です☆ で『トールさん』に聞いてみたい質問が出来ました♪

『歪んだ愛しかあげられない女』と 『二ヶ月後に死ぬ女』・・・・・・どっちがいいか聞いてみたいね~♪

『歪んだ~』は私。『二ヶ月後~』は『メリット』・・・・・・酷い質問だね!

「普通の愛をくれよ!!!」

って思うだろうね~・・・・・・なんて言いながら笑い合う私と『メリット』。

まぁ、閉じ込められている暇な自殺志願者二人のアホらしい二択。

キチガイに好かれるとこんな質問をされるかもしれない。








八十二日目

朝食後。

昨日のアホ質問を『トールさん』目掛けてぶん投げてみました☆ 迷惑極まりないですが、こちらキチガイなもので☆

結論から言うと、答は出ませんでした~~~★

『トールさん』非常に! とても! お優しい~~~。こんなキチガイのアホ二択に真面目に悩むんですよ!

「う~~~ん・・・・・・う~~~~~~ん・・・・・・・・」

って。ま、自殺志願者二人に答を出すのは怖いのかもしれないと思いましたので、

「そんなに真面目に真剣に考えてくれなくてもいいんですよ~。もっと軽~~~く考えてくれれば・・・・・・」

そう言っても彼は悩み続けていました。優しいね☆ 一度くらいは膝まづかせてかせてみたいものです♪



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