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自殺旅行

第6章  大部屋




『メリット』恋患いで泣いちゃった。うふふ・・・・・・泣かせちゃった☆ 可愛いね~~~。

だってね、あんまりにも『メリット』が疑似恋愛♪ 疑似恋愛♪ って言うものだから・・・・・・それ疑似恋愛じゃなくてよ? って思って・・・・・・えへっ☆

相変わらず大人げない大人でごめんなさ~~~い★





看護師『高校生(♂)』私が勝手に付けたアダ名。初めは違ったのですよ。独房にいた時に (うわ~~この人○○って苗字ッポ~~イ・・・・・・) とかパッと見で思っていたら・・・・・・大当り!!! そのッポイ苗字だったので『ミラクル○○』って言ったら本人が、

「なんか芸人みたいなのでやめて下さい。他のにしてください・・・・・・」

なんて言われたものだから。

『高校生』なんかね~高校生に見えるのですよ。熟女からしたら。実際若いしね☆

で、『メリット』が恋したのが看護師『高校生』。

「こんなに泣いたのどのくらいぶりだろ~・・・・・・」

照れ笑う愛すべきクソガキ『メリット』・・・・・・十五年生きろ!

因みに泣かせちゃったここはロビーのコタツ・・・・・・『高校生』が通りかかり『メリット』その場で告白!

「はい・・・・・・ありがとうございます」

『高校生』なかなか冷静じゃないか・・・・・・『メリット』と『高校生』握手を何度も交わしています☆

フフフフ・・・・・・可愛いな~・・・・・・もう本当に十五年生きろ!!!








九十八日目

『チェリーちゃん』まだまだテンション高いです! テンション高い『チェリーちゃん』もなかなか可愛いと思うのはどうやら私だけのようで・・・・・・ロビーのコタツで突然大きな声で歌い出す『チェリーちゃん』。

『メリット』はテーブルをバンッ! と叩いて、

「うるさいですよ!」

と注意した。

「ひぃぃ~~~! ごめんなさい~~~・・・・・・」

ビックリして謝る『チェリーちゃん』・・・・・・あぁなんだろう、この二人・・・・・・なんか可愛い♪

解放病棟まであと三日。可愛いこの二人と離れるのはちと寂しいが・・・・・・自由! そう自由が待っている!!!


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