テキストサイズ

自殺旅行

第6章  大部屋


大部屋三号室に『メリット』が移動してきました。

窓際の私のベッドのお隣は『チェリーちゃん』お向かい『メリット』あと三日だけだけど嬉しい☆






看護師『KRさん』に誘われて院内散歩です。『KRさん』のお手伝いを名目に・・・・・・毎度毎度、何から何まで気にかけて頂き本当にもう! ありがとうございます!!!

お二階の解放病棟にも連れていってくれました! ちょっとだけ見学です。

二階に上がってビックリ! 本当にあの大きな鉄の扉が開きっぱじゃないですか!!! 逃げ放題じゃないですか!!! ・・・・・・なんて考える患者はいませんが★

朝六時半から夕方六時半まで開きっぱです。まさに開放!!! そして解放!

「仮名さんだ~! 仮名さ~~~ん!」

声をかけてきたのはお久しぶりの『パンダちゃん』。

「仮名さんのベッド私のお隣に用意済みですよ~」

「ああそうなんだ。じゃあ三日後? からヨロシク~~~」

「は~~~い。楽しみ~~~」

解放病棟の『主任さん(♀)』と挨拶を交わす。スタイル抜群の美人さん♪

私が『主任さん』と話している間『パンダちゃん』が『KRさん』の肩叩き。

『パンダちゃん』が恋しているのが看護師『KRさん』・・・・・・ハートが飛び交っておりま~~~す♪

まったくもうなんなのかしらね?!

どいつもこいつも幸せになりやがれってんだ!



第一病棟に戻り、食堂前の廊下に貼っているカレンダーを見ている所に可愛い可愛い子リスちゃんがとことこ来まして話しかけてきました。

僅かばかりのヒョロ助タイム♪

「あと二日? ・・・・・・三日? ですね~」

「はい。楽しみです♪」

「ふふふ・・・・・・」

「うふふふふ・・・・・・」

いつもと変わらずニコニコ子リスちゃん☆

あ~~~~~なんだろう? 可愛い~・・・・・・可愛いよ~~~♪ ヒョロ助が可愛いのです! 日に日に可愛いさが増してきている気がするんですが?

なんだろうこれ? なんでだろう??

『メリット』に言ってみたところで、

「知らんがな~・・・・・・気のせいですよ~~~」

とか言われるのでしょうが・・・・・・。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ