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自殺旅行

第7章  解放病棟へ





十三時過ぎ。

第一病棟にいた時に聞いていた通りに『メリット』外出。外出ロビーにて『パンダちゃん』とお見送り・・・・・・と言う名の冷やかし☆

恋する『メリット』の外出の付き添い看護師は『高校生』♪

「ヒュ~ヒュ~♪ 行ってらっしゃ~~~い・・・・・・なかなかお似合いじゃな~~~~~~い☆」

なんて言って冷やかす私三十六歳。

二十一歳の小娘に頭をはたかれる死にたい盛りの三十六歳★

あっはっはっはっは! 若いね~~~! まだまだケツの青いガキですね!

二人の後ろ姿を見送りながら思ったよ、本当になかなかお似合いだと。身長差も丁度いい感じだな~と。





お部屋に戻って、

「三時のおやつにどうぞ~♪」

と配ったチョコをお姉さん方が、

「嬉しいわ~待てないわ~今頂いちゃうわ~~~♪」

そう言っておふとんの中でモグモグ・・・・・・なんだかとても可愛らしいです!





お出かけの準備を終え、十四時。今日も行きます県立図書館。



ネットで某巨大掲示板を・・・・・・久しぶりだ・・・・・・あぁ、あの時居た『哲学者さん』はもう居ない・・・・・・じゃあ彼は・・・・・・逝けたのかしら? もしも無事に逝けたのなら ・・・・・・お疲れ様でした。良い旅をしたかしら?





急いで戻ってきてお風呂へ。

明日は十四時から『SST』なるものに出なければいけない・・・・・・これも先生とのお約束。

毎週木曜日は『SST』に出る事。


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