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自殺旅行

第3章 独房生活




十日目


おはようございます・・・・・・睡眠不足です・・・・・・。この私が・・・・・・。

『K』のイビキ攻撃に負けました。

頑張ったんだけどな~・・・・・・。途中途中は眠れたんだけどな~・・・・・・。一回目が覚めると次に寝付くまでが・・・・・・うるさくて、うるさくて、うるさくて・・・・・・。

工事現場の隣で寝るのって難しいな。

朝食。ズガガガガガガァァァァ!! と寝ていた『K』。今日は看護師が煩う事もなくすんなり起きたようです。




昼過ぎ。ヒョロ助がぽてぽてやって来ました。ヒョロ助タイムです♪

「生きるってなんですか?」

「どうして死んじゃいけないんですか?」

私の疑問に、考えながら、言葉を選びながらゆっくりと答えるヒョロ助。

でもね、ありきたりの言葉が多くて、私の心・・・・・・ひねくれ、ネジ曲がり、ヨレ折れ曲がり、腐り果てている私の心には・・・・・・・・・・・・・・・・・響きません♪ 届きません♪

ごめんね~~~。ごめんなさいね~~~。イヤな歳上でごめんね~。

レディ~~~・・・・・・ゴー!!!

どっちも引かない押し問答。私もヒョロ助も『ああ言えばこう言う』感じで・・・・・・平行線は続くよ何処までも♪

だってねぇ? ・・・・・・解っているんだよ私も、きっと先生も・・・・・・。

お互いの考え方の『根本』からして違うのだから仕方がない。

私は『自殺志願者』

先生はそれを止める立場の人。

お仕事だもんね~。大変だよね~☆

どうやって決めたのか、決めるのかは知らないけど『自殺志願者』だけども『健常者』の私の『主治医』になってしまって・・・・・・可哀想に★

精神科医なのにね。お薬一つもいらない元気いっぱい! 超健康体! の健常者を相手にするために精神科医になったわけじゃないだろうに。

・・・・・・・・ごめんね? 本当にごめんなさい。

でもね・・・・・・・・・・・・死にたいのです!

私まだ何もしていないんです!

『吊って』もないんです!

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