自殺旅行
第3章 独房生活
「ボディチェックいいですか?」
「ふぇ?! あぁ、はあ・・・・・・」
まだまだ若い『ヒョロ助二号くん(♂)』がロビートイレ帰りの私に聞いてきた。
う~~~わ~~~・・・・・・。ちょっと・・・・・・Doki☆ Doki★
『ヒョロ助二号くん』が若くて可愛いから? ノーーーーーー! 違いまーす!
ポケットに・・・・・・THE★ Himo!!!
そう巾着からこっそり抜き、巡回を警戒しながら日に数回首を絞める紐遊びのための紐が! ポケットに!!!
しかし・・・・・・そうか・・・・・・看護師によってはチェックするのか・・・・・・なるほど。『ヒョロ助二号くん』はちょっぴり神経質そうだからな~・・・・・・。
「はいすいません。大丈夫です」
「は~~~い☆」
ふう~~~~~・・・・・・。助かったぜ! 彼が男性でよかったよ! 丹念にボディチェックするのは難しい? 気が引ける? だろうから。
けれど! 気を付けておかなくては!
ここまでおとなしくしていたのに、ここまで来て独房生活が長引いたんじゃ・・・・・・。
持ち歩くのは危険だな・・・・・・。どうするかな~~~・・・・・・。
とりあえず、ベッドマットの隙間に隠しておくことにした。