
*夜空来の日記*
第14章 10月22日*月曜日
病院につくと
秀育の両親、姉、祖父母がいました
秀育の母親が私をみると険しい表情でこちらにきました
―バシッ―
右頬に鋭い痛みがはしった
その場にいた全員が
目を丸くした
興奮状態の秀育の母を
秀育の父が羽交い締めする
雷都が私を守るように前にたつ
「貴方を追いかけてあのこは!!」
「やめろ、落ち着け夜空来ちゃんが悪いんじゃない!!」
おじさんはおばさんをなだめていた
追いかけて……?
どういうことなのか
聞いた
秀育の家族がすすり泣き
私の脈が激しく打つ音を聞きながら
