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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。



...な筈は無く。



私は再び荒らしに、いや嵐に巻き込まれていく事になる。



退屈な授業を四時間やり過ごしてさあお昼だ!という開放感に包まれた時。




「あーらーしーちゃーん!!」





なんだこれは。




幻聴か!?




しかし教室の外は黄色い声で包まれていて、いやでもあの人達がやってきたのだなと実感させられた。



ああ、頭痛がしてきた。




「あ..ん、り?...なんで?」



遥の呆然とした声がやけにリアルに聞こえた。



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