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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり



「渡辺ー!今週の試合お前助っ人で出てくんね?」


「ちょっと待ってよ!杏里ちゃんは週末弓道部に来るの!」


「えーバスケ部も…」


こんな光景も渡辺杏里がいる1年C組ではもう日常だ。


「みなさんすみません!その日家の手伝いで行けないんです…」


「えーーっ!?」


私の一言で各部の部長さん方がうなだれる。


そんな顔されるとなんかすっごい罪悪感に苛まれるんですけど。


「本当すみませんっ!またレンタルしてください」


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