テキストサイズ

恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。





ちょっとパーマがかった漆黒の髪に寝癖が付いている。


いつから寝てたの、こいつ。


まだ朝ですけど!?




「こんなトコに何の用」



...眠りを邪魔したせいだろうか。



なんかいつもにまして機嫌が悪い。


まあこの人の"いつも"なんて私は知らんのだけどさ。



「何の用って...んー。隠れ場所探し」



「...は?かくれんぼでもしてんの?」



なにそのすっげー人を馬鹿にしたような顔。


ムカツク。てかかくれんぼじゃねーし!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ