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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。





「...んで」


「...うわ、何してんの」


「それは私のセリフ」



今日は厄日だ。



機能も厄日だったのになんで今日はそれを越えるスーパー厄日になるの?



(走り回り+怒り+諦め、のせいで)上がった息を整えながら旧図書館へと入っていく。



私の進む先には藍川が日だまりの中で寝そべっている。



その姿はまるでドラマかなんかのワンシーンみたいだ。



近づいていく私に、しょうがなくと言ったような顔で彼がむっくり起き上がった。



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