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狼彼氏!?

第6章 守られる

バリンッ


トイレの入り口からガラスの割れる音がした


「だれっ…」


タバコを持った女は、急いでタバコを私の腕から離した。


「お前ら何してんだよ」


女子トイレに入ってきたのは…


右手が血だらけの琥君だった


どうやらさっきトイレの鏡を割ったのは、琥君のようだ


「こ…琥!!」


数名の取り巻きが琥君に怯え後ろへ後ずさりした


「俺…朝許さねーって言ったよな」


琥君は、1人の子の胸ぐらを掴んだ


「やっ…琥…痛い」


その子は、泣き出した


すると琥君の視線は…


私のそばに居た、タバコを持った子の方へ


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